2024/09/17 07:49
Vol.18
残暑の疲れを癒す
はちみつレモンフレンチトースト!
程よい酸味とはちみつならではコクを感じる甘み。
そんな特徴を持つはちみつレモンは実は万能調味料!
今回は甘さとさっぱり感をプラスできる、
はちみつレモンを使ったフレンチトーストをご紹介。
バターとはちみつレモンも魅惑の組み合わせです!
~はちみつレモンと
バターは好相性~
灼熱の夏だった8月を終えたものの、残暑の疲れが残る9月。甘いものを食べてパワーチャージをしましょう。食べきれなかったパンが残った時にもおすすめなのが今回ご紹介するレシピ。たっぷりのバターで焼いたフレンチトーストです。卵液に砂糖の甘味のかわりにはちみつレモンを入れると、酸味がほのかなさっぱりとした味わいになります。バターとはちみつレモン風味のフレンチトーストはとても好相性。食べる時にまたはちみつレモンを追いたしして変化球フレンチトーストを楽しんでください。
はちみつレモン風味のフレンチトースト
■材料(作りやすい分量)
食パンやバゲット 2~3切れ
牛乳 200ml
卵 1個
はちみつレモン 大さじ1
バター 10~20g
追いたしはちみつレモン又ははちみつをお好み量
■作り方
1.ボールに卵を割り入れ泡立て器で混ぜ牛乳とはちみつレモンを加え混ぜ卵液を作る。
2.バットにパンを並べ1の卵液をかける。
3.2のパンを裏返して卵液をパンに吸わせる。
4.フライパンにバターを入れ中火にしバターが溶けたらパンを並べ焼く。
5.焼き色がついたらパンを裏返し蓋をして蒸し焼きにする。
6.5を器に盛りお好みではちみつレモンやはちみつをかけていただく。
はちみつCOLUMUN
~それぞれの良さがある単花蜜と百花蜜~
はちみつというとアカシア、みかん、クローバー、くりといった花や果実の花のはちみつを思い浮かべることが多いでしょうか。最近ではラベンダーやローズマリーなどハーブの花が蜜源植物のはちみつも専門店でよく見かけるようになりました。こういった、ひとつの蜜源植物からミツバチが蜜を集め巣箱で熟成させたものを『単花蜜』と呼びます。はちみつをたくさん作るセイヨウミツバチの習性を活かしたはちみつになります。例えば、アカシアの花が一斉に咲くとミツバチの働きバチたちはダンスや音でコミュニケーションをとり、皆で同じアカシアに飛んで行き蜜を集めるのです。するとアカシアのはちみつが出来上がります。効率良く作業をしたいミツバチたちのいわば戦略です。
春に咲く花、秋の収穫前に果実が実る花、樹木、その土地や気候で違うものです。同じ花が少ない季節の森のはちみつや、収穫した日付と場所のネーミングが付いたはちみつは、単種が蜜源植物ではない様々な花の蜜をミツバチが集めたので『百花蜜』と分類しています。
旅行先で道の駅などではちみつを見かけたらどうぞラベルをチェックしてみてください。まだ食べたことのない花の蜜かもしれません。
河村千影
はちみつ料理研究家。一般社団法人日本はちみつマイスター協会代表理事。漢方スタイリスト。養生薬膳アドバイザー。ただ甘いだけじゃないはちみつの味わいや活用法、その健康や美容への効果などを協会主催の講座やワークショップ、薬膳料理教室、カルチャーセンターで教えている。はちみつと薬膳をかけ合わせた料理を提案。
レシピ掲載『aromatopia』No156(フレグランスジャーナル社)『リンネル』2020年5月、6月号(宝島)テレビ朝日『食彩の王国』2021年6月5日放送はちみつ特集/家庭料理担当