2024/03/12 18:00

Vol.12

残ったレモン果肉は

どう使う?



程よい酸味とはちみつならではコクを感じる甘み。

そんな特徴を持つはちみつレモンは実は万能調味料!

今回ははちみつレモンを作った後に残る、レモン果肉の活用法がテーマ。

はちみつがたっぷり染み込んだレモンもいい仕事してくれます!


~春到来! はちみつレモンのちらし寿司を作ろう!~


はちみつレモンレシピをご紹介し始めて、はや12回目。読んでくださった方から、レモン果肉をそのまま食べるだけじゃない活用術のご質問がありました。というわけで、今回はレモン果肉も使った、これからの行楽シーズンにもぴったりのちらし寿司。はちみつレモンで酢飯を作り、色鮮やかなちらし寿司にしてみました。はちみつに漬けたレモンの輪切りをみじん切りにしてご飯に混ぜ込むと、食べ進めてレモンを噛んだ瞬間、口の中が爽快になります。はちみつレモンに漬けたれんこんも歯ごたえ良く。お酢のツーンとした酸味が苦手な人には、酢飯に柑橘類の爽やかな酸味が加わることで、より食べやすくしてくれます。



はちみつレモンチキンのちらし寿司 



■材料(2人分)

温かいご飯…2膳分 

酢飯用はちみつレモン…大さじ1 

白ごま…少々 

漬けレモンの輪切り…1~2枚 

塩…小さじ1 

菜の花…3本 

れんこん中サイズ…輪切り8枚 

紅大根…輪切り2枚 

海老(寿司用)…4尾 

れんこん用はちみつレモン…大さじ3 

盛りつけ用漬けレモンの輪切り…1枚 

わさびしょう油…お好みで


 

■作り方

1.菜の花は塩茹で(分量外)して茎の部分はみじん切り、花は小分けにする。

2.れんこんは皮をむき薄い輪切りにして茹で、冷まし、はちみつレモン大さじ3に漬ける。


3.紅大根は薄い輪切りにしてから十字に切り、盛りつけ用レモンの輪切りも十字に切る。

4.ボールに温かいご飯を入れ、はちみつレモン大さじ1に塩を溶かした液体をまわしかけ、白ごまを加えしゃもじで切るように混ぜ粗熱を冷ます。

5.4に菜の花の茎を混ぜ込む。

6.器に5を敷き、上にれんこん、菜の花の花、紅大根、海老を盛りつけレモン果肉を飾る。

7.お好みでわさびしょう油をたらしいただく。



はちみつCOLUMUN


〜残った輪切りレモン、どうしてる?~


はちみつレモンに漬けておいた輪切りの果肉。最後には残ってしまうことが多いと思います。もちろんそのまま食べても美味しいですが、みじん切りにして混ぜると料理に爽やかな風味を添えてくれます。食感を楽しめるドレッシングにしてもおすすめ。今回のレシピのようにご飯に混ぜ込むと、果肉に当たった瞬間がとても爽快です。ぜひ試してみてください。



河村千影

はちみつ料理研究家。一般社団法人日本はちみつマイスター協会代表理事。漢方スタイリスト。養生薬膳アドバイザー。ただ甘いだけじゃないはちみつの味わいや活用法、その健康や美容への効果などを協会主催の講座やワークショップ、薬膳料理教室、カルチャーセンターで教えている。はちみつと薬膳をかけ合わせた料理を提案。

レシピ掲載『aromatopiaNo156(フレグランスジャーナル社)『リンネル』20205月、6月号(宝島)テレビ朝日『食彩の王国』202165日放送はちみつ特集/家庭料理担当