2023/09/13 18:00
Vol.6
南蛮漬けのタレに
はちみつレモン
程よい酸味とはちみつならではコクを感じる甘み。
そんな特徴を持つはちみつレモンは実は万能調味料!
今回ははちみつレモンを南蛮漬けに活用。
あまじょっぱいタレがやみつきになりますよ。
~甘辛ダレで秋の味覚をいただく~
まだまだ蒸し暑い日が続きますが、スーパーには秋の食材が目立ってきました。秋鮭となす、かぼちゃを素揚げしてはちみつレモンが効いた甘辛たれに投入するだけ。出汁しょうゆ+はちみつレモンの分量は、甘めか辛めかお好みでどちらかの大さじを調整するとより美味しくなります。
秋鮭のはちみつレモン南蛮漬け
■材料(2人分)
秋鮭生の切り身…2切れ
なす…2~3本
かぼちゃ(薄いクシ切り)6個
塩…少々
片栗粉…大さじ2
サラダ油…100ml位
出汁しょうゆ…大さじ7
はちみつレモン…大さじ3
鷹の爪(輪切り)…少々
■作り方
1. なすはヘタを取り一口大に切り水にさらしアクをとる。かぼちゃはクシ切りを二等分に切る。
2. 鮭は1切れを3等分に切りそれぞれに塩をふり片栗粉を全体に付ける。
3. バットに出汁しょうゆ、鷹の爪、はちみつレモンを入れて混ぜておく。
4. フライパンにサラダ油を入れ中火に熱する。
5. 4にかぼちゃ、水気をよく拭いたなす、鮭の順に揚げ焼きにする。
6. 5の揚げた野菜と鮭を3へ順に浸ける。染み込み過ぎないように裏返す。
7. 器に盛り、食べる時は鮭の小骨に気をつけてください。
はちみつCOLUMUN
~はちみつは甘くて苦い~
季節ごとに咲く花が移り変わると、ミツバチが花の蜜を集め作るはちみつも色や風味が異なります。静岡県あたりから南にかけて日本の夏の代表的な蜜源植物カラスザンショウは、甘い後味に強い苦味が残るのが特徴です。ミカン科に属するカラスザンショウの柑橘のほろ苦さ、山椒のようなスパイシーな味わいはいわば大人のはちみつと言えるかも。
琥珀のような色で時間が経つとだんだんブドウ糖が結晶して固まりやすくなるはちみつです。
ほろ苦はちみつで作るハニーレモンソーダはとても爽やか。個性的なはちみつレモンもぜひチャレンジしてみてください。
河村千影
はちみつ料理研究家。一般社団法人日本はちみつマイスター協会代表理事。漢方スタイリスト。養生薬膳アドバイザー。ただ甘いだけじゃないはちみつの味わいや活用法、その健康や美容への効果などを協会主催の講座やワークショップ、薬膳料理教室、カルチャーセンターで教えている。はちみつと薬膳をかけ合わせた料理を提案。
レシピ掲載『aromatopia』No156(フレグランスジャーナル社)『リンネル』2020年5月、6月号(宝島)テレビ朝日『食彩の王国』2021年6月5日放送はちみつ特集/家庭料理担当